フッ素と虫歯の発生は無関係だ。その証拠に、フッ素化を中止して も虫歯は一向に増加しない。 村上 徹 下の二つのグラフをよく見ていただきたい。 上の図はアメリカの政府機関であるCDC(疾病管理予防センター)がフッ素の宣伝のためによく持ち出すもの。フッ素化の普及によって虫歯がこのように減少してきたと主張する。しかし、ここで次の図に目を移してみよう。この図はニュージーランドのオークランドで長年歯科衛生の主任管理官をつとめたジョン・コフーン博士が作成したものであるが、フッ素化やフッ素入り歯磨き剤などの普及とは無関係に、早くも1930年代から虫歯が年毎に減りつつある事を示している。(原著) ニュージーランドは小さな国で、アメリカや日本などとはケタ違いに行政の歯科衛生が行き届き、その統計データがまとまっている点にかけては世界に比類がない。だからこそ、こんな説得力あるグラフが作れたのであるが、日