「世界禁煙デー」(31日)に合わせて、神戸市がスタートする庁舎内の全面禁煙化まで2週間を切った。 庁舎の禁煙化に踏み切る自治体は珍しくないが、神戸市の場合は、庁舎が「路上喫煙禁止地区」にあるため、庁舎の外側で一服することも難しくなる。全体の5分の1を占める喫煙派の職員からは「厳しすぎる」と悲鳴が上がるが、市は、唯一の“抜け穴”と見られた区域外の東遊園地での喫煙もメールで禁止するなど、断固とした姿勢で臨む構えだ。 市が、庁舎内の全面禁煙を発表したのは今年2月。3年前から検討を進めてきたが、厚生労働省が昨年出した「官公庁などは全面禁煙が望ましい」との通知が決め手となった。 現在、庁舎内に36か所ある喫煙スペースは廃止し、倉庫などに転用。「分煙」としてきた喫茶店も禁煙とし、たばこの自動販売機も撤去する。 県内では、県と30の市町がすでに同様の措置に踏み切っているが、異例なのは、神戸市の場合は、主