馬尾圧迫症候群とは何か 馬尾とは脊髄の下端に見られる脊髄神経の束。腸神経、仙骨神経、尾骨神経などの精髄神経の神経根は脊柱管の中をまっすぐと下降する。この外観が馬の尻尾のようにみえることから馬尾と呼ばれている。 【馬尾のイメージ図】 イラスト参照元:http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-04-02-2 馬尾圧迫症候群とは腰椎椎間板ヘルニアや腫瘍などにより馬尾を物理的に圧迫してしまうことによる病態を言う。症状としては知覚障害(サドル麻痺:自転車のサドルに接触する部分の感覚が低下する)、運動麻痺、膀胱直腸障害(尿失禁、便失禁)、性機能障害を呈しうる。これらの症状が複数出現している場合は要注意。腰椎椎間板ヘルニアは基本的に鎮痛により保存的治療がなされるが、馬尾圧迫症候群を呈している場合は唯一の緊急手術の対象である。
殿部、つまりお尻の部分ですが、体表に近い方から大殿筋、中殿筋、いちばん深部に小殿筋があり、それらは股関節を包むように骨盤から大腿骨に付着しています。 「腰が痛い」と言ってお尻をおさえてぎこちない歩き方で来られる患者さんもよく見かけます。その押さえている場所が、「腰の部分」に入るのか「股関節の部分」になるのかはどちらでも良いことですが、筋肉の作用的に言えば「股関節の筋肉」になるようです。 ちなみにゴリラの筋肉は人間と比べ物にならないほどに大きく強力ですが、大殿筋が人間ほど発達していないので股関節が伸ばせず、前かがみになり補助的に手を着いてノロノロと歩きます。 お年寄りの方で腰を曲げ、杖をつくのは同じような事で、それは大殿筋の弱退化を意味します。 「Clinical massage」James H.clay/David M.pounds著・医道の日本社刊 さて、この「腰か股関節か」というところ
前回記事では、ゴールとしているものが実在している事を把握した上での、ゴール設定を解説しました。この場合は、ゴールとしているものが、共通理解にしやすい為、徒手療法による介入の向かっている先がブレる可能性を排除できます。 このブレるというものの代表的なものには、「治すために通院」していたはずなのに、「治療を受けるために通院」するというように患者の治療に対する意識が変化していく事が挙げられます。 治療経過を通して、この問題が起こっている事に気づくのは、治療開始から数回を過ぎて治療開始時期と言えない期間に達している時だと思います。ですので今回の記事は、治療が開始されて中盤を過ぎた時期でのゴール設定とさせて頂きます。 理学療法士による徒手療法を用いた介入は手段であって目的ではありません。 しかし、いつの間にか、理学療法士に触ってもらうというのが目的になってしまっている場合は、誰しも少なからずあるかと
股関節や膝など、下肢のリハビリを行う場合には必ず骨盤や体幹の評価を行う必要があります。 ですが、体幹の治療に苦手意識を持っているセラピストも多いのではないでしょうか? 難しいイメージのある体幹リハビリですが、相対的運動という考え方をすればとてもシンプルです。 まず基本として、手足と体幹はつながっています。つまり、体幹だけが動くということはありえません。あまりにあたりまえすぎて普段意識しない部分ですが、これが実はとても大切な考え方になります。 つまり、普段我々が当たり前のように行っている骨盤の傾斜などの動きも、ありえない動きということになります。 もしも純粋な骨盤傾斜を行うと、このような動きになります。 かなり無理のある体勢ですね。 一般的な骨盤の傾斜を行うためには、股関節の内外転が必須になります。 一見動いていないように見える股関節ですが、実はかなり大きく動いているからこそ見かけ上動いてい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く