大墳氏によれば、ダークプールでの取引は従来、TOPIXコア30やラージ70など大型株中心だったが、最近はミッド400やスモールなど中小型株に変化。同時に、1取引当たりの売買高は12年の800株から昨年末には300株以下まで低下した。ダークプールの取扱社数は、20社程度で安定的に推移しているとみる。5年以内にダークプールのシェアは6ー7%程度まで上昇する、と大墳氏は予想した。海外でのシェアは米国が15%程度、欧州が10%程度。 呼値単位変更、アルゴリズムのスライス注文も影響 ダークプールで取引対象が中小型株に移るきっかけとなったのは、14年の呼値単位(注文値段の刻み幅)の変更だ。流動性の高いTOPIX100構成銘柄の取引での呼値が縮小し、大墳氏は「ダークプール内で主にマーケットメーカーとしての役割を果たしているHFTは収益のスプレッドが減少し、その結果として取引銘柄をよりスプレッドの大きい
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