セーシェルの熱帯雨林に生息する極小カエル「ガーディナーズ・フログ(Gardiner's frog)」(2013年9月2日公開)。(c)AFP/CNRS 【9月3日 AFP】地球に生息する極小カエルのうち、中耳や鼓膜を持たずに口を使って音を聞き取る種が存在することが分かったとの研究論文が2日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。 ほとんどのカエルには頭部の外側に鼓膜があり、音波が鼓膜を振動させると、その振動が内耳を通って脳に伝わる。だが、マダガスカルの北のインド洋上に浮かぶ115の群島から成る島しょ国セーシェルの熱帯雨林に生息する体長1センチの極小カエル「ガーディナーズ・フログ(Gardiner's frog)」は、違う仕組みで音を聞き取っていることが分かった。 仏ポワティエ大学(Uni