Googleの「Android」ソフトウェアでは、主役はSun MicrosystemsのJava技術である。ただし、使用するJavaは携帯電話業界で1990年代から開発されてきたバージョンではない。 代わりに、Googleは独自路線を歩みだした。めざすのは「Open Handset Alliance(OHA)」の携帯電話に使用するソフトウェアのパフォーマンスを改善し、さらなるオープン化を実現することである。プログラマーにとっては、考慮しなければならない新たなJavaの変種が登場することになる。その負担増加に対する多少の埋め合わせとしてだろうか、Googleは賞金総額1000万ドルのアプリケーション開発コンテストを開催し、開発者を引き込む構えである。 相違点の1つには、「Dalvik」と呼ばれる独自のコアJavaバーチャルマシン(JVM)技術をGoogleが開発したことがあげられる。このソ
