これまでの説明を踏まえ、これから目指すべきXMLデータベース導入のポイントを前述のGAPS2分析に当てはめて解説しよう。 最近のXMLデータベースの性能向上により、最大の阻害要因は解決されつつある。性能については、初期の製品において困難だったGBの壁を越え、数10〜数100GB規模のデータベースで実用的な性能を出すことができるようになっている。 また機能の向上によって、製品固有の特殊な知識を持たない技術者でも容易に利用できるようになった。ネイティブ型の場合、スキーマの定義が不要なウェルフォームドXMLへの対応と、チューニングのための知識が不要なオートインデックス機能を備えた製品が主流となっている。 標準の検索言語であるXQueryの採用が広がったことも技術者の層を厚くすることを後押ししている。XQueryはリレーショナルデータベースのSQLに対応するもので、基本的にはXQueryをマスター