私はベトナムのホーチミンに住んでいた頃、家を3度ほど変えている。 その中でも忘れられない家は、日本円にして月額1万4千円弱という破格の家賃を誇る18 BIS Nguyễn Thị Minh Khaiにあるベトナム人学生下宿用の一軒家の一室であった。 当時の私は、日本では一部上場している運送会社で働いていた。 ある日、本社の社長が来越し、その夜は食事会となった。 駐在員・現地採用がずらっと座り、社長はなんと私の対面に座っていた。 会話の中で社長は私の右の人から時計回りに1人1人家賃を聞きはじめた。 私の右から始まったということは、最後は当然私のところに来るわけだが、駐在員共が10万円、20万円と私の給料とも変わらないような家賃を伝えている中、私の番が来た。 私「1万4千円弱です!」 一部上場企業の社長「え?それ1日かい?月額か!やっぱりな、お前ら駐在員は騙されているんだ!これからは家賃を見直
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