[3.17 フットサル全日本選手権 決勝 名古屋4-4(PK4-3)フウガすみだ 代々木] Fリーグを6連覇中の名古屋オーシャンズを、ここまで追い詰めたチームもなかっただろう。「今シーズン、無敗で最後まで戦えましたが、最後の最後に一番厳しい試合が待っていましたね」。そう感想を述べたのは、日本代表のゴールマウスを10年以上も守ってきたGK川原永光だ。 17日に行われたフットサル全日本選手権の決勝で、名古屋を追い詰めたのは、Fリーグ準加盟のフウガすみだだった。前半5分にFP岡山和馬のゴールで先制したフウガすみだは、常に先手を取り続けた。3-3で5分ハーフの延長に突入すると、延長前半4分に名古屋はFP吉川智貴のゴールで勝ち越す。だが、ここでもフウガすみだは、執念を見せた。 残り時間は4秒。敵陣でキックインを得ると、FP宮崎暁はゴール前に速いボールを入れる。そこに走り込んだのが、フウガすみだのFP