タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

poemに関するttakeのブックマーク (4)

  • 詩のポエトリージャパン

    石の影   木村ユウ 空だけはつながっていて そして雲は 流れていくのね 夕暮れの光線の中、短い草を手で触って 小さな石を眺めていた その影は長く長く 染まった草は冷たく 君のことを考えていた こうやって 君の言葉を反芻しているうちに 枝を通ってくる光も、消えていくだろう 君を連れて 僕は 突然胸が詰まり 君の名前を何度も何度も 何度も おやすみなさい、って なんだか哀しい気がするの 眠ってしまったら 二度と目が覚めないんじゃないかと怖いの だからずっと起きていました 落ちてきそうな空 君の使う言葉 答える声 空が回って なんとか僕は 自分自身を押しとどめる 無意識に手を伸ばす 草が触れる 強く閉じていた目を開くと 茜に染まった丘 僕は草を撫で おさえていた涙落ちる ごめん ごめんね もう、 届かないよね トパァズ   木村ユウ 色づく石の宿めは 消えることがないの 決められた指に よりそ

    ttake
    ttake 2007/09/10
  • やまなし教科書本文

    やまなし 宮沢賢治 作 小さな谷川の底を写した、二枚の青い幻灯です。 一 五月 二ひきのかにの子供らが、青白い水の底で話していました。 「クラムボンは 笑ったよ。」 「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」 「クラムボンは はねて笑ったよ。」 「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」 上の方や横の方は、青く暗く鋼のように見えます。そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗いあわが流れて いきます。 「クラムボンは 笑っていたよ。」 「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」 「それなら、なぜクラムボンは 笑ったの。」 「知らない。」 つぶつぶあわが流れていきます。かにの子供らも、ぽつぽつぽつと、続けて五、六つぶあわをはきまし た。それは、ゆれながら水銀のように光って、ななめに上の方へ上っていきました。 つうと銀の色の腹をひるがえして、一ぴきの魚が頭の上を過ぎていきました。 「クラムボンは 死んだよ。」 「クラムボ

    ttake
    ttake 2007/07/12
  • 便所掃除という詩

    私がまだ学級担任をしていた頃、授業で詩を視写させることがあった。(視写というのは文章などを見てノートなどに書き写すことである) 手となる文章は教科書に載っているものであったり、印刷物にして渡したものであったりもしたが、私が黒板にそれを書くこともあった。 教師も子供も黙々と書き続けるのは、なかなかよいものである。 この活動の目的は、そのときどきによっていろいろである。文章そのものの解釈を深めるためにやるときもあれば、すぐれた表現をじっくりと味わうためにやることもある。あるいは子供に何かのテーマについて深く考えさせたいというときにやることもあった。 いずれの場合も、あまりしゃべらずに、ただ「書く」ということにだけ気持ちを集中しながら行うのがよいようだ。 そんなときに、私がよく扱った詩がある。濱口國雄の「便所掃除」という詩である。 たいていの学校の図書室にあるはずだが、たまにこの詩が載った

    ttake
    ttake 2007/07/08
  • 大好きな人を、好きになってはいけない。

    anond:20070628122753 "人を好きになることは、人に期待することだ" これがそもそもおかしい、と言えたらいいと当に思う。好きな人が笑顔でいられて、幸せでいられることが、すなわち私の幸せだ。心穏やかにそう思えるようになりたい。好きな人が選ぶ将来を、それがどんなものであれ心の底から祝福して、心の中でだけ応援する。そうなるにはどうすればいいのだろう、と真剣に考える。 気がつく。できる。しかももう普通にやっている。古い付き合いの友達。それぞれがんばっていて、あるいはがんばっていなくて、それでも幸せでいて欲しいと思う。たとえ今、どんな状態であろうと、私はあなたのことが好きだし、私のことを好きでいて欲しいと思うよ。何かを期待する訳じゃなく、当に言える。心の底から。 そんな風になればいい。そうすればいい。簡単なこと。 そうじゃないことは分かってる。そう思える相手には、具体的な期待な

    大好きな人を、好きになってはいけない。
    ttake
    ttake 2007/06/29
  • 1