「パターン」というと、GoFのオブジェクト指向設計のパターンが有名だが、その中で引用されているクリストファー・アレグザンダーのパターン・ランゲージの使い方について見る。 「パタン・ランゲージの使用法」にあるように、各パターンをどのように組み合わせるのかは、ユーザーが決めてよいのだが、各パターンは独自の論理(なぜ、そのパターンが存在するのか?何の意味があるのか?)をもち、パターンの趣旨を台無しにしないようにして使わないとならない、という自由と制限の組み合わせが、何か古典的な感じがして、おもしろい。 本となっているのだが、内容はハイパーリンクで各パターンが接続されており、大きなレベルと小さなレベルが密接に結びついている。ここにパターンを全部書き出すのはほとんど不可能なのでいくつかだけ書き抜いた。 パタン・ランゲージの使用法 ぼくはまず、街路を見おろすテラス(140)からはじめた。そのパタンの指
クリストファー・アレグザンダー パタン・ランゲージ (pattern language) は、クリストファー・アレグザンダーが提唱した、建築・都市計画に関わる理論。単語が集まって文章となり、詩が生まれるように、パターンが集まってランゲージとなり、このパタン・ランゲージを用いて生き生きとした建物やコミュニティを形成することができるとされる。 アレグザンダーは、『パタン・ランゲージ』(1977年、邦訳1984年)の中で、人々が「心地よい」と感じる環境(都市、建築物)を分析して253のパターンを挙げた。パターンが集まり、それらの関連の中で環境が形づくられる。1-94は町・コミュニティに関するパターン、95-204は建物に関するパターン、205-253は構造・施工・インテリアに関するパターンである。 パターンの例には「小さな人だまり」「座れる階段」「街路を見下ろすバルコニー」などがあり、これらは家
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く