今回のソリューション:【バンディットアルゴリズム】 日本ではまだまだ数は少ないものの、大量のデータの解析によって事業戦略を立案する「データサイエンティスト」と呼ばれる職種のニーズが高まってきている。 株式会社VASILYが運営するファッションコーディネートアプリ「iQON(アイコン)」でも、データサイエンティストの金田 卓士さんをメンバーに引き入れ、200万人を超える会員に対してデータを活用した施策を打ち始めている。 「エモーショナルなファッションという領域をデータで解明し、ユーザーの感動体験を創出したい」と語る金田さんが入社後すぐに着手したのが、プッシュ通知の開封率の改善だ。 その際に活用したのが、限られた試行回数の中で収益を最大化する「多腕バンディットアルゴリズム」。結果的に通知の開封率を5%上昇させることに成功したという。 前編では、多腕バンディットアルゴリズムをどのようにプッシュ通
