タグ

関連タグで絞り込む (2)

タグの絞り込みを解除

アガサ・クリスティーに関するttmnrのブックマーク (1)

  • 読書会で毒を吐く『春にして君を離れ』

    読書は毒書だ。 (小説を)読むとは、大なり小なり毒を浴びること。読んでも残らないなら、読むというより「見た」にすぎぬ。同じ一冊が、深く刺さる人もいれば、かすりもしない人もいる。そういう、読み手の人生経験や過去にダイレクトに反射する作品は、値千金だ。 すぐれた物語は一生を二生にする なぜなら、自分がそのときどう感じていたか、すべきこと/すべきでなかったことを、物語として読めるから。これ、よくある客観視ではない。「そのとき」の感情や判断は、そのときの感覚や記憶によって歪められている。自分フィルターの歪みを自覚しながら、「そのとき」の感情や判断を、「いま」読んでいる作品を通じ、「自分の物語」として語りなおす試みは、めったにお目にかかれない。だから値千金なのだ。 「すぐれた物語は一生を二生にする」という言葉の秘密はここにある。 作中の人物に対する「いま」の批判が、そのまま「そのとき」の自分になる。

    読書会で毒を吐く『春にして君を離れ』
  • 1