プレミアムフライデー(PF)が24日に始まる。月末の金曜日、仕事を午後3時に終えて「働き方改革」を進めつつ、消費拡大にもつなげる官民の取り組みだ。一部の企業は休むよう声を掛け始めている。小売りや旅行業界にも期待が広がる。ただ、本当に「早帰り」が増えるか、疑問の声もある。 【写真】プレミアムフライデーに向けたビール会社のイベント。招待客が明るいうちからお酒を楽しんだ=1月27日、東京都千代田区、栗林史子撮影 「政府もできる限り多くの職員が楽しめるよう工夫したい」。安倍晋三首相は15日の経済財政諮問会議で国家公務員にも早帰りを促す方針を示した。内閣人事局は1月、全省庁に職員が早期退庁できるよう求める文書を送っている。 民間企業でも取り組みが進む。住友商事は、毎週金曜日の有給休暇取得を約5300人の全社員に推奨している。完全に休んだり、午後から半休を取ったりする内容だが、「まだ様子見が多く、