企業でのダイバーシティー(多様性)が注目されている。日本で現在、ダイバーシティーマネジメントといえば、主に女性の活用推進施策を指すことが多い。 従来の企業経営が男性を中心としたものだったとしたら、新・日本的経営の姿とは、果たして女性が牽引していくものになるのだろうか。 * * * 2007年3月某日、ついに200件を超えた。日経ビジネス オンライン(以下NBonline)の記事への、読者コメントの数である。著者はタレントの遙洋子氏で、記事名は「業績アップの秘策」。記事は、こんなふうに始まっている。 女性ばかりの、ある会社の業績が伸びている。この会社の社長に成功の理由を聞くと、社長はこう答えた。「女だけだと話が早い。動きも早い。結果、仕事も速い。男性がいると、やたらに会議が長引く」…。 この記事の公開日からコメントは増え続け、2週間で247件に達した。賛同意見もあるが、反論と批判も多
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