新型機では,初代機と同等以上の電池駆動時間を確保した。外出先での利用を想定するユーザーが多く,日増しに高まる長い駆動時間へのニーズに応えた形だ。筐体寸法が同程度の13型品では,初代機の約5時間から新型機では約7時間と,約40%電池駆動時間を長くした。新型機の11型品では,初代機よりも筐体寸法が小さくて薄いにもかかわらず,電池駆動時間として初代機と同等の約5時間を確保した。 このために最も貢献したのが,モジュール型SSDの採用である(図5)。MacBook Airの初代機でもSSDを搭載できたが,外形寸法が1.8インチHDDと同一のSSDを利用していた。 SSDは,東芝の「THNSNC064GMDJ」で,「Blade X-gale」シリーズとして2010年11月に発表したもの(a)。片面実装で,外形寸法は108.9mm×24.0mm×2.2mmと薄い。無線 LANとBluetoothのコンボ
![第3回:恩恵が大きいSSDの採用](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)