消費者庁は28日、エポック社の人気玩具「アクアビーズアート」で、ビーズが児童の耳に詰まり、病院で除去する事故が7件起きたとして、使用者や保護者に注意を呼び掛け、同社に予防対策の強化を要請した。 同庁などによると、2004年の発売以降、直径約5ミリのビーズが耳に入って取れなくなったという相談が全国で7件寄せられた。いずれも医療機関でないと取り出せず、うち4件は全身麻酔し除去。鼓膜に張り付き手術した例もあった。いずれも4〜8歳の児童だった。 この製品は、水にぬれるとくっつくビーズ玉を並べて、絵柄を作る商品。発売以降60シリーズ約500万セットが売れた。 【関連記事】 乳幼児玩具を自主回収=電池破損の恐れ−セガトイズ 「カラオケ特許」でトラブル多発=1300万円支払いも 決済代行業、規制を要望=悪徳ネット業者の温床にも 寝返り防止グッズ、使用に注意=窒息リスク高いと米当局 米粉