中国科学院第十六次院士大会(6月11日-15日開催) http://www.cas.cn/zt/hyzt/16thysdh/ この総会で、中国の月探査計画の第一人者、欧陽自遠氏による講演「中国月球探测的初步成果与太阳系探测的初步设想」(中国月探査における初歩的成果及び太陽系探査の初期構想)が行われた。その内容のうち、メディアに報じられないミッションがあった…
![嫦娥二号は静かに小惑星を目指していた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9c4c132574ea20a00abf521016c5c52f29ebb6ed/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F26e785092aad987b161094b2ad42519d-1200x630.png)
容器を開けた時には空っぽにしか見えなかったという。「どうなることかと思った」とチームのメンバーは明かすが、工夫を重ね、目に見えない1500個の微粒子を分析し、小惑星「イトカワ」の物質であることを突き止めた。 探査機「はやぶさ」が地球に帰還しただけでも快挙だった。5年前のイトカワでのサンプル採取自体は予定通りにいかず、空っぽでもおかしくなかった。それだけに今回の成果は、多くの人の努力に対する「天からの贈り物」のように思える。 地球外天体のサンプル持ち帰りは月とほうき星に次ぐもの。「夢を超える成果で、点数は付けたくない」。チームを率いてきた川口淳一郎さんがそう語る気持ちはよくわかる。 イトカワの物質と判断した決め手は微粒子の組成だった。電子顕微鏡で調べると微粒子はかんらん石や輝石(きせき)などで、組成が隕石(いんせき)の特徴と一致した。隕石は小惑星のカケラと考えられ、地球上の物質とは組成が異な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く