今夏大ヒットを記録したハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ。1998年に公開された前ハリウッド版『GODZILLA』のローランド・エメリッヒ。これまで海外で制作されたゴジラ映画において「監督」としてクレジットされたのは、一般の映画と同様、各作品につき1人しかいない。しかし、本家の日本のゴジラ映画では、1つの作品に2人の監督がいることをご存じだろうか。俳優によるドラマ部分を撮る「監督」と、ゴジラや超兵器などが登場する場面、いわゆる特撮シーンを演出する「特技監督」だ。 川北紘一――30代以上のゴジラファンにとってこの人の名前は、ひょっとしたら主役のゴジラ以上にスター的な響きをもつのかもしれない。平成シリーズと呼ばれる『ゴジラVSビオランテ』(1989年)から『ゴジラVSデストロイア』(1995年)までの計6作品で特技監督を務めた川北は、現在のところゴジラ映画における「
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