光宙(ぴかちゅう)、嗣音羽(つぉねぱ)、希夢良(きめら)、月(せいら)。一見して何を意味しているかもわからなければ、読むことも難しいが、これらはすべて人の名前である。珍しい名前のことを「DQN(ドキュン)ネーム」「キラキラネーム」と呼ぶこともすっかり定着した昨今だが、ネット上ではそんな名前に対する拒否反応はやかましい。2ちゃんねるではDQNネームにまつわるスレッドが毎日のように立てられており、中には「これはDQNネームじゃないよね……」と不安げに書き込む親の姿もみられている。いったい、どうして親たちはDQNネームを付けたがるようになったのか。そして、それに対する批判が鳴りやまないのはなぜなのか? 『名づけの世相史』(風響社)の著書もある京都文教大学文化人類学科教授の小林康正氏にお話を伺った。 ■個性を求めた80年代と90年代の「たまごクラブ」 ベネッセコーポレーションが発表したランキングに
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