ちょっと遅れましたが、シリーズの第3回です。前回までに論じた内容をふまえて、簡単な実装を示します。↓前回までの内容はこちら。 DAOの悪夢 - PHPでデータベースを扱う(1) - 泥のように ドメイン駆動設計という救世主 - PHPでデータベースを扱う(2) - 泥のように 題材 「記事にタグを設定できるブログ」みたいなシステムを考えてみます。ブログ記事を示すEntryテーブル、タグを表すTagテーブルの二つを用意しました。MySQL WorkbenchによるER図(鳥足記法)は以下になります。 1つのEntryに対して複数のTagがある、1対多の関係です。同じTagが複数のEntryに関連するため、多対多の関係と見なすこともできそうですが、タグ程度だとあまり意味がないので、これ以上のテーブル分割はやめておきます。 Entryテーブルの主キーがentryIdと冗長な名前をしているのは、自
データベース設計の話をしていて、「連番の主キーは業務上意味のないデータだから、テーブルに持たせるのはムダだ。複合主キーにするべき」という意見を聞く機会がありました。 脊髄反射で「ないわー」と思ったものの、理由を上手く説明できなかったので、改めて考えてみました。 その結果、次のような結論に至りました。 単一の連番カラムによる主キーと、複合カラムによる主キーとで迷ったら 実装をシンプルにし、業務変更の影響範囲を小さくするために、複合主キーを避ける というわけで、調べたことや考えたことをメモしておきます。# 間違っている部分があれば、教えていただけると嬉しいです。 (2011/07/25 追記)複合主キーとサロゲートキーについては、要件やシステムに依存して多様な判断がありうると思います。にもかかわらず、「避けるべき」というタイトルにしたのは極端でした。申し訳ありません。ご指摘下さった皆さん、あり
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