トランスコスモスは10月2日、韓国の検索連動型広告最大手eMnet(イーエムネット)と提携すると発表した。韓国では検索連動型広告がネット広告市場の半分以上を占めているのが特徴。特に中小企業や個人事業主による利用が進んでおり、eMnetの顧客も中小事業者が多くを占めている。トランスコスモスは韓国事業の強化に加え、eMnetのノウハウを「ロングテール」向けのマーケティングなどに活用したい考えだ。 eMnetはこのほど日本支社を設立し、営業活動を開始した。「日本は中小事業者による検索連動型広告の利用が遅れている」と見て、韓国で培ったノウハウを活用して日本市場への食い込みを図っていく。 eMnetは2000年4月、韓国の大手紙・中央日報で広告やニュースサイト「Joins.com」などに携わったキム・ヨンウォン社長が創業した。韓国で検索シェアの7割を占めるNaverや、Daum、Overture、Y