先月、打ち上げが直前になって中止された新型の国産ロケット、イプシロンは、14日午後、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定です。 イプシロンは、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、12年ぶりに開発した新型の国産ロケットです。 先月27日に打ち上げられる予定でしたが、直前になって機体の異常を示すデータが誤って検知されたため、打ち上げが延期されていました。 イプシロンの高さは24メートルほどと、日本の主力ロケットH2Aの半分程度の大きさで、一段目には「H2A」の補助ロケットがそのまま使用されました。 点検作業も一部がコンピューターによって自動化され、打ち上げにかかるコストはH2Aのおよそ3分の1の38億円程度に抑えられています。 機体は現在、組み立てが行われた建物の中にあり、このあと午前10時45分すぎ、打ち上げの3時間ほど前に姿を見せる予定です。 今回、機体には惑星を観測するため