ヴェネチアの今敏監督 2日、コンペティション部門作品である今敏監督のアニメーション『パプリカ』(2007年正月公開)の公式上映がメーンシアターの「サラ・グランデ」で行われ、上映後には約5分間のスタンディングオベーションとなる喝采を受けた。 同作品は、筒井康隆氏の同名小説が原作で、他人の夢に入り込んで精神治療を行う画期的な装置「DCミニ」が、何者かによって盗まれたことから始まるSFファンタジー。数年前に筒井氏とアニメ雑誌で対談した際、「ぜひ、アニメ化して欲しい」と依頼を受けて製作したという。「今となっては普通かもしれないが、93年の出版当時、夢と現実が曖昧になってくるという設定の話は画期的だった。 自分がアニメ監督となり、そういう作品を扱うようになったのは『パプリカ』の影響が大きかった。なので今回、原点に戻ったという感じです」(今監督)同映画祭のコンペに、アニメ作品として唯一選ばれたが、「正
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