アニメのキャラクターを大きくラッピングした通称「痛車」を教習用に活用する計画を、大町町の大町自動車学校が進めている。若者の車離れ対策で、同校常務の鶴田英司さん(42)は「多くの若者に興味を持ってもらえれば」とPR効果を期待している。10月に導入する。 同校の昨年の受講者数は約450人で20年前に比べて約200人減った。人口減の影響もあり、鶴田さんは「子どもの数自体が減っているので、運転免許証を求める人も少なくなっている」と話す。 何か打つ手はないかと考えて目を付けたのが、おたく文化から生まれた「痛車」だった。見た目の個性が強すぎて痛々しく感じてしまうようなデザインもあるが、若者の関心を引きつけようという狙いだ。 教習用に使うラッピングは、音声合成ソフトを使った仮想世界のアイドル歌手「初音ミク」と県内のご当地アイドル「ピンキースカイ」の2人をアニメ化した2種類のデザインを用意。乗用車タ