ロンドン五輪の体操男子団体総合決勝で銀メダルを獲得した日本が、奇妙な疑惑にさらされた。最終種目で一度は低い点数が出ながら、抗議によって得点が加算されたのは、日本が審判団を買収したのではないかというのだ。 その「証拠」としてインターネット上に流れたのが、日本のコーチが米ドル札を審判席に向かって渡そうとしている写真だ。真相はどうなのか。 「なぜ日本コーチは100ドル札を持っていたのか」 英国時間7月30日に行われた団体総合決勝では、内村航平選手が最終種目のあん馬で、倒立状態から着地する際にバランスを崩し、よろめきながらも何とか両足で降り立った。しかし、一連の流れが技として加点対象とみなされず、得点は13.466となりチームは最終的に4位に転落。逆転優勝どころかメダルをも逃す「悪夢」となった。 採点に納得できなかった日本のコーチ陣が、すぐ審判席に駆け寄って抗議を始めた。技の難度を表す「Dスコア」