scala の parallel collection は、普通の collection を使うように使っているだけで、並列計算の恩恵を受けられる場合も多いのですが、そうではない場合も多いです。 その典型例が、ソートです。実は、並列のソートは、まだ実装されていません。 じゃあ、自分で実装すればいいのか、というと、これは半分正しくて半分間違いです。 どういう事かというと、シングルスレッドの java.util.Arrays.sort がとても高速なので、これより速いソートを自前で実装するのは難しいのです。Arrays.sort が速いのは、単にアルゴリズムだけの問題ではありません。自分で Array の整列処理を書くとすると、当然、配列の要素に添字でアクセスしますよね。すると、JVMは配列の範囲内かどうかをチェックしますよね。このオーバヘッドがあるために、java.util.Arrays.s