茨城県土浦駅から車で10分くらいのところに、NPO法人Babyポケットの母親のための滞在施設があります。 Babyポケットは、望まない妊娠をした母親達を支援し、産まれた子ども達を、子どもがほしい養親さんと結びつける事業を行っています。今日はこの団体にヒアリングを行いました。 代表の岡田さんは、自分の母親の持ち物である民家を滞在施設にして、経済的理由から着の身着のまま辿り着いた妊婦達を受け入れています。 同席してくれた中国地方出身の20代の妊婦のXさんは、以下のように語ってくれました。 「私は父親と9歳で死別し、母親は蒸発しました。その後親戚に引き取られたのですが、カップラーメンしか食べさせてもらえなかったり、叔父から身体的に虐待され、精神的に病みました。中学生の頃に何度か自殺未遂をしたところ、17歳まで病院に入院することになりました。その後、高校は通信制で1年勉強しましたが、1人で食