こんにちは、台北ナビです。 今となっては、ほとんど目にすることもなくなった活版印刷。しかしながら、台北には今でも活字を生産・販売しているお店があります。台北駅の北側にある「日星鑄字行」は台湾に残るただ1軒の活字屋。お店のある細い路地裏には、機械部品を売るお店などが立ち並び、下町の空気が漂います。狭い店内にところせましと活字が並んだ風景はどこか懐かしさを感じさせてくれます。 「日星鑄字行」はオープンして今年で46年。現在のオーナーである張介冠さんは2代目で、創業者である父親のあとを継ぎました。 「日星鑄字行」という店名には、「日々繁盛しますように」という意味が込められています。 どうして「日星」でそういう意味になるのでしょうか?それはこの文字に謎が隠されています。「日星」という文字を分解すると、「日日生」=「毎日(日日)商売(生意)」という意味が見えてくるのです。店名にも文字遊びの感覚が取り