紙媒体での発行を終了し、今日から完全電子版へと移行したはずのIT情報誌「週刊アスキー」(アスキー・メディアワークス)が、引き続き全国の書店、コンビニの店頭に並んでいる。読者の間からは「何のための電子化だったのか」という困惑の声も聞かれた。 週刊アスキーは3月31日「完全ネット/デジタル化によって最強になります」と宣言。電子書籍とウェブサイトを中心にした編集体制に移行すると発表した。エイプリルフール直前での発表だったこともあり「最終回商法ではないか」と疑う声も多かったが、大方の予想を裏切り、5月26日発売の第1030号で約26年続いた印刷版の刊行を本当に終了した。 同誌では電子版への移行を告知してきたが、周知が進まない状況を踏まえ、週刊アスキーだけ読める専用タブレット端末を大量調達。今日から全国の主要書店、コンビニで買えるようにした。 6~12インチサイズの中国製専用端末「NGO(ンゴ)」は
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