全国各地のダムや堤防の脇に設けられていることがある、珍しいらせん状の水路――これを「ループ魚道」と呼んで追い続けている人の活動が興味深いと注目を集めています。水路が「“の”の字」を描いていたり、塔のように積み上がっていたり、全国で撮影された不思議な風景が見ていて引き込まれる……。 群馬県の上木馬瀬砂防堰堤魚道 高知県の中の川第2堰堤魚道 北海道の下二股川砂防堰堤魚道 北海道の貫気別川ダム魚道 そもそも魚道とは、ダムや堤防など魚の遡行(そこう)が妨げられる場所において、魚の進行を助けるため水路状に設けられる工作物。なかにはスペースなどの都合から、部品をらせん状に積み上げて作られるケースがあります。 それを「ループ魚道」と呼び、愛好しているのがラス&ロード(@RasandRoad)さん。趣味のツーリングで全国を巡り、各地で撮った珍しい景色を、ブログ「Ras and Road」に記録しています。
![日本にあるのは30カ所ほど ダムに付いた“の”の字型の水路「ループ魚道」を追い続ける人に魅力を聞いた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb0c5c01f0def2cebea0eb9429ed6a6c1dba172a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F2208%2F31%2Fcover_news053.jpg)