違法コピーしたゲームソフトを携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で使うための“マジコン”。任天堂は対策に注力し、通信機器販売業者などとの間でいたちごっこが続き、自動販売機まで登場した=7日午前、大阪市浪速区(山田哲司撮影) 違法コピーしたゲームソフトを携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で使えるようにする“マジコン”の販売目的で、大阪・日本橋に設置された日本初の専用自販機が、近く撤去される見通しになったことが7日、分かった。国内ではマジコンの輸入・販売行為が違法と認定され、任天堂も対策に力を入れる。違法販売の“象徴”として話題を集めた自販機が撤去されることで、メーカーと業者の間でいたちごっこが続く「マジコン戦争」は新たな局面を迎える。 ■被害総額、全世界3千億円 マジコン自販機が設置されたのは今年7月ごろ。たばこの自販機を改造し、「R4」や「DSTT」など数種類のマジコンを4千円から8千円で販