国内のイラストSNSとして群を抜いた存在感を持ち、サービス拡大を続けてきた「pixiv(ピクシブ)」が揺れている。利用者が投稿したイラストの取り扱いをめぐって不満が高まり、運営への批判や退会を表明する声が相次いで、競合サービスへの移行と見られる動きも出ている。 pixivは2007年9月に開設したあと急成長を続け、2011年3月には会員数が300万人を超え、閲覧数は月間約23億ページビュー(PV)に達している。アニメや漫画を好む若年層の支持を集め、同種のイラストSNSとしては国内トップの地位を誇る。 さまざまな企業や団体と協力してイラストコンテストなどを開催することにも熱心だが、今回はコンテストの1つ「pixiv×第七回博麗神社例大祭」の応募作品の一部を、その募集要項などに反する形で、ほかの利用者が自分のイラストに使ったのではないか、とする指摘がネット上に挙がった。 批判を浴びたイラストは