グーグルの米検索ページ、大統領令と闘った日系人を掲載 米検索大手グーグルは30日、米国版の検索画面のトップページに戦時中の日系人の強制収容に反対し続けたフレッド・コレマツ氏の絵を掲載した。中東・アフリカ7カ国の国民や難民の入国を一時禁止するトランプ氏の大統領令に反対するメッセージと受け止められている。 コレマツ氏は1919年1月30日、米国に移民した日本人の両親のもと、カリフォルニア州に生まれた。42年にルーズベルト大統領が署名した大統領令によって始まった日系人の強制収容に対して、人種差別だと訴えて従わず、逮捕されて有罪判決を受けた。戦後も違法性を問い続け、判決が83年に強制収容は人種差別などに基づくものだったとして覆されることにつながった。98年、クリントン大統領から文民最高の栄誉にあたる大統領自由勲章を授与された。 2005年に死去。カリフォルニアやハワイ州などは、誕生日の1月3