東日本大震災ではさまざまなメディアを通じて、長期間、大量の情報が流された。 激しい揺れと津波による被害の状況、避難と支援物資、そして原発の事故など多岐にわたった当時の情報をあらためて集め、「ビッグデータ」の手法で統計分析する初めてのプロジェクトがスタートした。 去年の震災直後にどのような情報が命を救い、どうすればもっと適切な情報を伝えることができたのか。震災から1年半が過ぎた今、本格的な「震災情報」の検証が進んでいる。 企業の垣根を越えたプロジェクト プロジェクトの正式名称は「東日本大震災ビッグデータワークショップ」。 幹事をつとめるグーグルとツイッタージャパンのほか6社が、データの提供側として参加した。 (説明するツイッタージャパン 牧野友衛氏) 提供データは ■朝日新聞社:震災後1週間分の本紙の掲載記事。 ■グーグル:震災後1週間分の検索トレンド。 ■JCC:在京テレビ6局