インターネット検索大手のヤフーと中古本販売大手のブックオフコーポレーションは24日、資本・業務提携する、と発表した。利用者はブックオフが買い取った中古本の一部をヤフーのオークションサイト「ヤフオク!」で買えるようになる。ブックオフはヤフーから最大約100億円の出資も受ける。 「ヤフオク!」での販売は、すでに試行が始まっていて、来年度から本格展開する。ヤフーは「ヤフオク!」で現在、年間約200万冊の中古本を取り扱っている。ブックオフと提携し、2016年度までに1千万冊に増やすことを目指す。ブックオフが扱うDVDやゲームソフトなど中古本以外の商品も「ヤフオク!」で販売していく。 ヤフーの宮坂学社長は会見で、「日本でのリユース(再利用)経験がある人は約4割。オンラインだけでなく、オフラインも合わせて市場を大きくしたい」と語った。 一方、ブックオフは全国に約1千店を持つが、それぞれの店は販売地域が