自転車に乗る人の90%以上は、「左側通行」と「一時停止」について、全く無視しているような状況ですが、自転車で右側を走る事の危険性について、物理学を用いて解説しましょう。 ただし、これから解説するのは右側通行の危険性のほんの一部に過ぎませんので、そこんとこ、誤解なきように。 私が自転車に乗っていても、右側通行の自転車は邪魔な上に危険なのですが、ここではクルマと自転車の関係を考えましょう。 真っ直ぐな道で自転車が左側を走っていたら、クルマも左側なので、両者が近づく状況というのは、自転車をクルマが追い抜く形になります。 もし自転車が右側を走っていたら、両者は道の同じ側ですれ違う、ということになります。 この二つの状況、どちらが危険でしょうか? 仮に、自転車が20Km/h、クルマが40Km/hで走っていたとします。街中の走行速度としては、ありそうな設定だと思います。 すると、自転車左側通行の場合、