携帯電話で野菜を育て本物をゲット−。悪天候や虫害を乗り越え一定量の作物を収穫できれば、ゲームで育てたトマトやイチゴなどが実際に若手農家から送られてくる携帯電話ゲームが、4月下旬にお目見えする。ゲームで本物を“収穫”する試みは初めて。若者に農業や環境問題への関心を持ってもらうと同時に、若手農家を応援する狙いもある。 ゲーム名は「畑(はたけ)っぴ」。元モデルで、美容や健康への関心が高かったという葛島(くずしま)明奈さん(26)が発案した。 携帯電話の動画配信サイトのモデルに応募した際に知り合ったサイト運営会社役員の知人らと、昨秋にベンチャー企業「エルディ」(東京都渋谷区)を設立。自らが社長に就き、開発を進めてきた。 ゲームではレタスやコメなど、10種類以上ある候補の中から作物を選び育てる。それぞれの作物ごとに、実在する20〜30歳代の若手農家がキャラクターとして登場。畑の土作りをしたり、複数の