このほど開かれたトヨタ自動車の2006年3月期決算説明会では,販売台数,純利益ともに過去最高を記録するという華やかな成果報告の一方で,原価低減の改善額や売上高営業利益率が減り,収益性が低下しているという「課題」も浮き彫りになった。そこでトヨタは,2007年3月期の活動方針の一つとして,個別部品ではなくモジュール・システム単位でコストダウンを進める「革新的な原価低減活動」に取り組むと宣言した。 この新しい原価低減活動は,クルマのECU(電子制御ユニット)を統合,標準化することを含むもので,クルマの設計思想(アーキテクチャ)をこれまで日本メーカーが不得意としていた「オープン・モジュラー」に変える可能性がある。そこで本稿ではクルマのアーキテクチャがどのように変遷してきたのかを振り返ると共に,ECUやそれに搭載されているソフトウエアがアーキテクチャをどのように変え,日本の製造業がどう対処したらよい
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