刑務作業品~マル獄シリーズ~わたしは所属するNPO法人で、生活困窮や貧困が原因で、窃盗や無銭飲食などをしてしまった人々の支援活動を行っている。 出所後の支援を考え、一緒に福祉制度の活用や就職の手伝いを行う活動だ。 たとえば、昨年、弁護士から依頼を受けて、相談を受けた60歳代の男性は、会社が倒産し、家族が離散。 その後、仕事探しもうまくいかず、ホームレス状態になった。 路上で生活困窮していたが、生活保護制度や福祉制度のことは知らない。 制度利用できるとは思わなかったそうだ。 そのため、収入がなく、生命の危険があり、止むなくスーパーで飲食物を盗んでしまった。 窃盗は一度ではなく、スーパーやコンビニで犯行を繰り返していたそうだ。 だから被害額は少額だが、裁判の判決は懲役(実刑)1年であった。 男性は刑務所に入り、刑務作業に従事した。 その男性の出所後の生活を支えることを現在も行っている。 当然だ