植芝のデビュー作で、「月刊アフタヌーン」にて1992年2月号から2000年11月号にかけて連載された。コミックスは本編13巻、学園編1巻、精霊編3巻の合計17巻。本編は初期エピソード群、冥界編、学園編、内宇宙編に分かれている(新装版では初期エピソード群は「冥界編」にまとめられている)。 当初は主に松笛の不思議な要求や言動に戸川が振り回されるという1話完結型のストーリーだったが、2人が冥界を旅する「冥界編」で一気に精神世界を舞台とした長大な物語へと変化。その反動から「学園編」ではゲストキャラクターを交えて一気にコメディ色が強くなったが、学園編の後半では徐々にシリアスなエピソードに移行した。その流れから、続く「内宇宙編」で再び、連載初期に似た松笛と戸川の2人による1話完結型の内省的なストーリーへと帰着。内宇宙編の後半では、またしてもゲストキャラクターを交えた明るめのエピソードが増えていった。