送信元表記が送信者IDのケース SMSのメッセージを受信した際に表示される送信元には、電話番号の代わりに任意の英数字も表記できる。この英数字の送信元表記を「送信者ID(Sender ID)」という。JC3の図では 通信事業者A が送信者IDに当たる。 なお送信者IDの利用可否は受信側の通信事業者の対応状況によって異なる。Twilioの販売パートナーであるKWCの説明によると、日本国内ではNTT DOCOMOとSoftBankが送信者IDに対応し、KDDIは対応していないとのこと²。私はKDDIの回線を所有していないため、受信側がKDDIの電話番号を使用している場合の挙動は検証できていない。 まずはiOSの公式メッセージアプリに届いていたAmazonからのメッセージのスレッドで偽装を試みる。送信者IDは Amazon となっているため、TwilioでSMSを送信する際のFromの値に Ama
はじめに 前回に引き続き、今回もシステムの脆弱性スキャン・検査ツールを紹介していきます。今回はOSSのOpenVAS、Vuls、OpenSCAPについて簡単に概略を解説し、機能比較を行います。 OpenVASの概略 OpenVASは、前回で解説したNessusがクローズドソースになった後、これまでに公開されていたOSSのソースコードをベースに開発が続けられています。基本的な構成はNessusと同じエージェントレスの脆弱性検査ツールで、2017年11月時点での最新のバージョンはOpenVAS-9です。 Linux版のOpenVASでは各ディストリビューション用のパッケージが用意されているので、そちらを用いた方が簡単にインストールできます。今回、筆者はUbuntu 17.10-desktopにUbuntu用のOpenVAS 9をインストールしました。インストールはhttps://launchp
以前、脆弱性診断ツールOWASP ZAPのインストールという記事を書きました。今回は、OWASP ZAPで脆弱性診断を行うために必要となる設定について書いていきたいと思います。 ローカルプロキシ設定 OWASP ZAPにはローカルプロキシ機能があり、OWASP ZAPをローカルプロキシとして動作させることができます。 OWASP ZAP側の設定 ツールからオプションを選択すると以下の画面が出てきます。 「Address」と「ポート」を設定します。デフォルトでは、localhost:8080となっています。既に別のプログラム等で8080ポートを使っている場合は任意のポート番号を設定してください。今回は「18080」を設定します。設定が終わったらOKボタンをクリックして設定を保存してください。 ブラウザ側の設定 ブラウザを開き、オプションを選択してください。(今回は、Firefoxを使います。
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