糖質がさまざまな不調の引き金になる 5大栄養素のひとつである「糖質」は、私たちの健康に不可欠な栄養素。 食べ物に含まれる糖質は、体内で消化、吸収されて、生命活動のエネルギー源になり、とくに脳が働くために重要なエネルギー源になります。 しかし、体に溜め込むことができない栄養素のため、体内で糖質が占める割合は、わずか1%なのです。 栄養医学に出会って、タンパク質の重要性の次にびっくりしたのが、糖質の摂りすぎは「悪」になるということでした。人体とは反対に、食物成分には糖質の割合が多い。そのことを知ってから、この20年、糖質制限を意識することが習慣になりました。 最近では、あちらこちらで糖質制限が叫ばれるようになってきました。糖質の摂りすぎで起こるさまざまな疾患が明らかになってきたからです。 たとえば、 ・インスリンの過剰分泌で起こる、低血糖症状 ・血糖値の乱高下で起こるメンタルダウンや精神神経症