1984年、ユーゴスラビア(現・ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエヴォでは冬季オリンピックが行われた。ユーゴスラビアはその頃、オリンピック景気に沸き、町も活気にあふれていた。 ところがその後、1991年に勃発したユーゴスラビア紛争にともなうユーゴ解体の動きの中でボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発。およそ3年半以上にわたり全土で戦闘が繰り広げられ、メインスタジアムなど多くの競技施設が破壊され、墓場になった場所まであった。 破壊された施設は戦後に再建されたものもあるが、大半の競技場が放置され現在も廃墟と化している。
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