【アジア大会】サッカー日本、「ゆる〜い相手」におつきあい - MSN産経ニュース決勝トーナメント進出を決めたとはいえ、日本は異様な雰囲気にも動じずに３−０で快勝した８日の中国戦から一転して、若さをのぞかせた。 日本より格が下のマレーシアが守りを固め、カウンター狙いでくることは予想していた。「相手のポイントを抑えながら攻撃していこう」。関塚監督の言葉を頭では理解していても、肌で感じる空気に幻惑された。 「ゲームも相手もゆる〜い感じでなかなかこっちのペースにできなかった」とＦＷ永井（福岡大）が苦笑した。主将とストライカーをけがで欠く相手のペースに合わせるあまり、本来の攻撃リズムを取り戻すまで時間を要してしまった。 救いは永井が２戦連続で１得点１アシストと好調を持続していること。前半２６分に東のシュートのこぼれ球を永井が右足ボレーで決めた先制点は、もともと永井自身がスペースを作り出しておぜん立てしたもの。後半１９分に永井の折り返しを山口が頭で決めた２点目も、「パスをつないで
