ヤマト運輸は24日、京都府亀岡市の亀岡支店の委託配達員が約2万1000通のクロネコメール便を配達せず、自宅に放置したり、一部は焼却したりしていたと発表した。発送主から「一部エリアで配達されていない」との問い合わせがあり、17〜19日にかけって調査を行う判明した。 未配達となったのは、昨年11月から今年11月に法人が京都府亀岡市向けに発送したメール便。同社では昨年8、10、11月にもメール便の未配達が発覚。再発防止に取り組んでいた。 発表によると、配達員とは、昨年3月に契約。6月ごろに辞めた他の配達員のエリアも担当するようになり、扱い量が増え、当日中に配達できなくなり、11月ごろから、問い合わせが少なく、未配達が発覚しにくいダイレクトメールやカタログなどを選んだ上で、自宅物置などに放置するようになったという。 同社では昨年11月にも北海道函館市で約1万7000通の大量の未配達が発覚している。