この夏は、ご縁があって3回も多治見を中心にした美濃地方を訪ねることができました。昨年は埼玉県熊谷市と並ぶ日本最高気温を記録した岐阜県多治見市は今年も猛暑続きでしたが、陶芸も今産地の中でも最も熱気の感じられる地域として注目されています。 多治見工業高校専攻科や多治見市陶磁器意匠研究所など、陶芸の教育機関で学んだ卒業生を中心に様々な作家が力のあるユニークな制作活動を展開され、また市の中心部にある「ギャラリーヴォイス」では意欲的な企画展が継続して開催され、東海地方以外からの来訪者も増えつつあるとのことです。 3年に1回開催される「国際陶磁器フェスティバル」では半分以上が外国人の入選作品ですが、広い会場には文字通り日本の陶芸展とは違う様々な形態の作品が展示され、また同じ場所の岐阜県陶芸美術館での企画展は、多少不便な場所にもかかわらず大勢の来館者で賑わいを見せていました。 当ギャラリーも来年に