このコラムは、1998年の11月に書いたコラムです。このころ、ちょうどマキシシングルが増え始め、いままで、一部のミュージシャンのみが利用していた「マキシシングル」という形態が、広く用いられるようになってきたころのコラムです。とはいえ、このころはまだまだいわゆる「短冊形」シングルが多数を占めていたころで・・・。 最近、マキシシングルが一種のブームになっています。そこで、今回は、このマキシシングルについて考えてみたいと思います。 そもそもマキシシングルとはなんのことなんでしょうか。マキシシングルとは、アルバムサイズのジャケットに入ったシングルのことです。マキシシングルといっても、アルバムサイズのジャケットに、いわゆる普通のシングルCD、つまり8cmCDがはいっているシングルと、中身も、12cmCD、つまり、アルバムサイズのCDが入っているシングルがあります。普通は、両者区別しないでマキシシング
「最近の音楽は面白くない」――に・よん・なな・みゅーじっく代表取締役の丸山茂雄氏は、こう断言する。 丸山氏はEPICソニー創業者で、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)社長を務めた経験を持つ。2005年にインディーズ音楽を無料配信するベンチャー「に・よん・なな・みゅーじっく」を設立。配信サイト「mf247」で音楽に関わるうち、最近の音楽が昔に比べてつまらなくなっている、と感じ始めた。 なぜつまらないのか――考えた末思い当たったのは、1曲が長すぎる、とことだ。「昔に比べると1曲がやたら長くて、印象に残るのはサビだけ。言い方は悪いが、サビ以外は付け足しみたいなものだ」 今の流行曲は1曲おおむね5分前後で、サビで最も盛り上がる。丸山氏が高く評価している60~70年代の音楽が2分半~3分ほどで、Aメロ・Bメロで終わっていたことを考えると、確かに長い。 CD市場が低迷を続けているのは、曲
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く