米連邦捜査局(FBI)のインターネット犯罪苦情センター(IC3:Internet Crime Complaint Center)は2022年1月中旬、QRコードを悪用したサイバー攻撃について注意を呼びかけた。 攻撃者はQRコードを使って悪質サイトにユーザーを誘導し、個人情報を盗んだりマルウエア(コンピューターウイルス)に感染させたりする。QRコードを使ったフィッシング詐欺といえるだろう。 多くの人が考えつきそうなQRコードの悪用である。実際、10年以上前からセキュリティー企業などは警告している。悪用例も報告されている。 関連記事 怪しい「QRコード」に注意、読み取るとウイルスがダウンロード なぜ今回、改めて注意喚起したのだろうか。 QRコードで偽の支払いサイトに誘導 理由の1つは、QRコードの大規模な悪用を確認したためだと考えられる。米テキサス州の複数の市において、偽の支払いサイトに誘導す