2010年04月09日17:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture Ambient Reading - 書評 - 電子書籍の衝撃 携書(新書)版はディスカヴァーより献本御礼。電子版も昨日入手。 電子書籍の衝撃 佐々木俊尚 電子版発売の初日は大混乱だったのだが、やっと落ち着いた模様。どちらでもいいので必ず読んでおくこと。今後本に関する話をする時に、本書を読了していることが大前提となる一冊、あるいは一点なのだから。 正直、電子書籍において著者よりも肌身で知っている(とあえて弾言する)私から見ると、細部は甘すぎる。しかしそれ以上に前提、すなわち「電子書籍が今年から一般化する」には同意であるし、そしてそれ以上に展望--実は願望--に同感する。 本書「電子書籍の衝撃」がもし五百年前に書かれていたら、「活版印刷の衝撃」となるだろう。それくらいの衝撃が書籍の電子化にはあると著者は見なしており、そし